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D-STAR JARLレピータ & FM JARLレピータの要点

D-STARレピータは,FMレピータ同様に,JARLのみに許可されるアマ無線
局からの電波を中継する「特別な局」で,多々の規定はありますが,ポイ
ントは,以下を理解しておくとよいでしょう.

A)JARLレピータは,周波数区分のレピータ周波数に限って運用できる.
B)レピータは,現在JARLのみに許可される.
C)D-STAR仕様のJARLレピータは,いわゆる電波の(同時)発射は2拠点
  のみのに限る(アシスト局を除く).電波の有効利用の観点.

●VoIP接続に関して
通常のFM JARLレピータでは,WiRES,EchoLinkなど,いわゆるVoIP無
線接続が認められており,一般アマ局とレピータが融合して複数の拠点か
ら同時(同報的)に電波送出され,アマ無線の楽しみとして確立されてい
ます.
その接続スタイルは,
D)JARLレピータ装置そのものに付加装置としてVoIPシステムを接続する.
E)JARLレピータ管理団体了承(容認,黙認も含む)の元,そのレピータを
  アクセスできる個人局(または社団局)のアマ無線機+VoIPシステムを
  介して接続する.
以上の2つのスタイルが,昔(約10年前)から稼働してきています.
このVoIP接続におていは,2拠点以上,つまり複数の拠点から電波が出る
形式のいわゆる会議室(コンファレンス)接続も少なくなく,この接続方法
によって,昨今は円滑に運用されています.

●レピータ風の運用スタイルはQSP運用として昔からあった!
日本でいうレピータは「JARLの局」しかありません.

しかし,勘違いしやすいのが,個人でも「レピータ風」の交信は可能です.
それは,皆さんが,既に普段行っているQSPです.その運用は,通常の
アマ無線交信です.しかもQSPする際は,忠実(嘘や間違いは避ける努
力をしないとなりません)にリレー(無料で仲介)しなければなりません.
また,この運用は,バンドプランに準じて,行うことはいうまでもありま
せん.

続き有り.
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●レピータ風の運用
受信機で受信した信号(内容)を,再度QSPとして送信することです.
昔は,これを原始的に伝言ゲームのごとく仲介して,忠実性に欠ける通信
もありました.
そこで,録音テープで録再生したり,あるいは受信機Aの信号を,送信機
BのPTTを押してQSPしていました.
現代では,これを自動的(VOXや電子制御)に行って虚偽が生じない忠実
なQSP交信が行われています(2Way交信ともいう).

●仲介QSP通信には3局(3従事者)が必須!?
通常の個人社団アマ局においては,FMもDVも運用は形態は同じです.
VoIP接続無線で,話によく上ることですが,自宅無線設備へ,移動局から
電波でアクセスして通信する場合,自宅設備を操作できる従事者がいれば,
法令上の解釈(対抗)に無理がないと考えられます.

つまり,QSP交信する際は,事実上,従事者は3名いないと(通常のアマ
局では)通信が成立しない,という視点です.
「移動1名」~電波~「自宅設備1名」~別回線~「先方設備局1名」

そこで,いくつかのVoIPノード局では,家族ハムやゲストOP(従事者)を
自宅設備の操作を行っているものとし,自分は移動してそれらと交信してい
るスタイルとしているようです.
また気の利いたVoIPノード局は,社団局としてコールサインも明示的に
変えることで,わかりやすい運用を行っているようです.

例えば,50MHzではビーコン局(JARLのものを除く)がいくつかありますが,
多くが社団局です.この運用は,法令上,アマにも認められている同報通信
とみられます.

自宅にVoIP設備を開設している方は,自宅設備を操作する従事者(本人)が
おり(操作は遠隔でもOKなので不在もありえる),その設備の送受を電波で
他局に送り(または受けて)通信しているとみなされます.

DV(D-STAR方式や,アルインコ方式などがある)においても,上記の運用スタ
イルは同様です.
ある意味,いろいろな規定によって円滑に運営されているJARLレピータは,
それはそれとしての役割があります.
しかし,レピータバンド区分では運用できないものの,VoIP区分を得られた
通常の個人社団アマ局でも同様の運用スタイルの構築は可能でしょう.
もちろんVoIP区分に限る必要はありせん(例,全電波型式区分などOK).

●混信問題
・個人社団の場合,混信が生じたら従事者が速やかに(3時間以内?)対応
 する.
・VoIP区分での混信は,同じ形式の者同士で解決することは,普通のQSO中
 に生じる混信と対処は同様.

●QSP運用は災害時に有効
VoIP接続のアマ無線局は,いわゆる1:nの通信が可能です.これは携帯電
話などでは,手軽に行えない通信スタイルです.アマなど無線通信は,災害
時に,とても優位性の高い交信が可能とされています.
この優位性は,VoIP接続されたJARL「FM」レピータでもたいへん有効です.
それは,このレピータは一般的にロケーションがよく,地域をカバーし,さ
らに,VoIPによって離れたエリアへ,同時に複数の相手へ伝達が可能だから
です.
その点では,電波の有効利用というポリシーのあるD-STAR JARLレピータで
は,1:1の交信のため,2拠点(2地域)のカバー範囲への伝達のみとな
ります.しかし,コールサイン指定など,携帯電話同様の相手指定が可能な
ので,待ち受けなどは威力を発揮することでしょう.

●災害時はFM?それともDV?
答えはご自身で考えてください.
それぞれの好みや思惑,趣味など選択肢,条件はいろいろでしょう.
一概に答えを見つけることはできません.

ワイドバンド受信を搭載したFMハンディ機を持っていて助かった,便利だ
ったという話は数多く聞きます.DVのサイズが小さくなれば,普段から
持ち歩きやすくなることでしょう.期待したいですね.

●災害時はシンプルな仲介システムが威力
電気は来ているもののネットがパソコンやネットがダウンした,というの
は3.11震災で多くの方が経験されています.
VoIP有線ネットに頼らず,バックボーンも本来のアマ無線を使って接続し
ておけば,シンプル(レガシー,化石的な試行ですが)な分,生き残る
可能性があります.PCを使わない分,簡単なバッテリバックアップなどで
もしばらく活用が可能です.
http://www.jouban.com/weblog/2007/11/qspcq_link.html

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2011年09月29日 14:13に投稿されたエントリーのページです。

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